従来の紙カルテは、火災や地震などの災害で記録が消失するリスクがありました。そんな紙カルテのリスクを軽減するために登場したのが電子カルテです。
ここでは、電子カルテの導入を検討している医師の皆様に向け、診療記録の信頼性や安全性を確保するための基本ルール「電子保存の3原則」に付いて解説しています。
電子カルテに記録された情報は、診療行為の証拠となるほか、法令遵守や訴訟対策にも利用できる大切なデータです。しかし、デジタルデータならではの危険性(改ざんや不正アクセスなど)が存在します。
政府や関係機関は、電子カルテの正確性と安全性を確保するための基本ルールを定めました。これが「電子保存の3原則」です。電子保存の3原則を遵守すれば、デジタルデータならではのリスクに備えられるほか、診療記録の正確性と安全性も保証されます。
3原則の詳細を1つずつ見ていきましょう。
真正性とは、正当な権限を持つ医師や医療スタッフによって電子カルテが正確に作成され、その記録に対して不正な改ざんや削除が行われない状態のこと。
例えば、記録作成時に電子署名やタイムスタンプが自動的に付与される仕組みを利用して、誰がいつ記録したかを明確にすることで記録の改ざんを防止します。
見読性とは、電子カルテに保存された情報を、いつでもすぐに閲覧・出力できる状態のこと。
例えば、システム障害や災害が起きた際に、診療や患者さんへの説明、監査において紙のカルテと同等の情報を確認できるバックアップ体制・データ出力機能が求められます。
保存性とは、記録された情報が長期間にわたって、真正性と見読性を損なうことなく保存される状態を保証する原則です。
医療現場では、定期的なバックアップ、ウイルス対策、システム更新などの技術的・運用的な対策を講じており、ハードウェアの故障や自然災害、ソフトウェアの不具合などによるデータの劣化や損失を防いでいます。
電子保存の3原則(真正性、見読性、保存性)は、電子カルテにおける診療記録の正確性と安全性を確保するための基盤です。電子カルテならではのリスクを抑えられるほか、監査や訴訟時にも信頼性の高い記録として活用できます。
「電子保存の3原則」を踏まえた上で、クリニックに合ったサポートを提供している電子カルテを導入・運用してみてください。
一般診療所・病院運営・自由診療といった各領域で重視されるポイントを踏まえ、3つのタイプに分けて整理しました。
違いが見えにくい電子カルテを“診療スタイル基準”で比較し、自院に合う方向性をつかめるようにまとめています。
診療フローがそのまま移行可能な
外来特化型カルテ
急性期から地域包括まで一気通貫
病院運営を支える“統合型HIS”
売上・リピートの向上を目指せる
LINE起点の次世代CRMカルテ